Premiere Pro を開いて、置き換えるクリップを選択します。
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Dynamic Link について
これまで、ポストプロダクションアプリケーション間で編集素材を共有するには、作業内容をあるアプリケーションでレンダリングおよび書き出した後、別のアプリケーションに読み込む必要がありました。これは非効率的で、時間のかかるワークフローでした。元のアセットに変更を加えるには、アセットを再度レンダリングして書き出す必要がありました。いくつものバリエーションをレンダリングして書き出しておくとディスク領域を消費し、さらにファイル管理の問題も発生します。
Dynamic Link は、このワークフローに替わる方法を提供しています。After Effects と Adobe Premiere Pro の間に Dynamic Link を作成できるようにするものです。Dynamic Link の作成は、他の種類のアセットを読む込む操作と同じ程度に簡単です。Dynamic Link を設定したアセットは、見分けやすいように独特のアイコンとラベル色で表示されます。Dynamic Link は、前述のアプリケーションで生成されたプロジェクトに保存されます。
Dynamic Link を作成する前に、After Effects と Premiere Pro で同じバージョンを使用する必要があります。アプリのバージョンが一致しない場合、Dynamic Link は機能しません。
Character Animator で Dynamic Link を使用する場合も、同じ原則が当てはまります。
Dynamic Link を使用した After Effects コンポジションの作成とリンク
Adobe Premiere Pro から、新しい After Effects コンポジションとこれらのコンポジションへの動的なリンクを作成できます。Adobe Premiere Pro から、既存の After Effects コンポジションに動的にリンクすることもできます。
Adobe Premiere Pro のクリップからのコンポジション作成
Adobe Premiere Pro で選択したクリップを、それらのクリップに基づいて、動的にリンクされた After Effects コンポジションで置き換えることができます。新しいコンポジションには Adobe Premiere Pro のシーケンス設定が引き継がれます。
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選択したクリップを右クリックします。
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「After Effects コンポジションに置き換え」を選択します。
After Effects が開き(まだ開いていない場合)、新しいリンクされたコンポジションが作成されます。
Adobe Premiere Pro から動的にリンクされたコンポジションの作成
Adobe Premiere Pro から新しいダイナミックリンクコンポジションの作成操作を実行すると、After Effects が起動します。After Effects では、実行元のプロジェクトに基づくサイズ、ピクセル縦横比、フレームレート、オーディオサンプルレートを使用して、プロジェクトとコンポジションが作成されます(After Effects が既に実行されている場合は、現在のプロジェクトでコンポジションが作成されます)。新しいコンポジションには、Adobe Premiere Pro プロジェクト名の後に「リンクコンポ [x]」を付加した名前が設定されます。
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Adobe Premiere Pro で、ファイル/Adobe Dynamic Link/新規 After Effects コンポジションを選択します。2014 バージョンの Premiere Pro では、メディアブラウザーを使用してコンポジションを読み込むことができます。詳しくは、Premiere Pro の次のセクションを参照してください。
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After Effects の別名で保存ダイアログボックスが表示された場合は、After Effects プロジェクトの名前と保存場所を入力し、「保存」をクリックします。
注意:ダイナミックリンク After Effects コンポジションを作成すると、コンポジションのデュレーションは 30 秒に設定されます。再生時間を変更するには、After Effects でコンポジションを選択し、コンポジション/コンポジション設定を選択します。「基本」タブが選択されているのを確認し、「デュレーション」に新しい値を指定します。
既存コンポジションへのリンク
最適な結果を得るには、コンポジション設定(画面サイズ、ピクセル縦横比、フレームレートなど)を Adobe Premiere Pro の設定と一致させる必要があります。
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次のいずれかの操作を行います。
Adobe Premiere Pro で、ファイル/Adobe Dynamic Link/ After Effects コンポジションを読み込みを選択します。 After Effects プロジェクトファイル(.aep)を選択し、1 つ以上のコンポジションを選択します。
Adobe Premiere Pro で、After Effects プロジェクトファイルを選択し、「開く」を選択します。表示されるダイアログボックスでコンポジションを選択し、「OK」を選択します。
After Effects のプロジェクトパネルから、Adobe Premiere Pro のプロジェクトパネルにコンポジションをドラッグします。
After Effects のプロジェクトファイルを Premiere Pro のプロジェクトパネルにドラッグします。After Effects プロジェクトファイルに複数のコンポジションが含まれている場合、コンポジションを読み込みダイアログボックスが表示されます。
Adobe Premiere Pro プロジェクトでは、単一の After Effects コンポジションに複数回リンクすることができます。
After Effects で動的にリンクされたコンポジションの変更
After Effects のリンクされたコンポジションに変更を加えるには、Adobe Premiere Pro の「オリジナルを編集」コマンドを使用します。After Effects 上でコンポジションを開いた後は、「オリジナルを編集」コマンドを再び使用しなくても、そのコンポジションに対する変更操作ができます。
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Adobe Premiere Pro で After Effects コンポジションを選択するか、タイムラインでそのリンクされたクリップを選択し、編集/オリジナルを編集を選択します。
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After Effects でコンポジションに変更を加えます。その後、Adobe Premiere Pro に切り替えて変更内容を確認します。
After Effects 上での変更内容が、Adobe Premiere Pro 上の表示に反映されます。変更以前にそのクリップに対してレンダリングされたプレビューファイルは使用されなくなります。
Adobe Premiere Pro から After Effects のコンポジションへの Dynamic Link を作成すると、そのコンポジションの名前を変更できます。 Adobe Premiere Pro のプロジェクトパネルでは、リンクされたコンポジションの名前は更新されません。 ただし、Dynamic Link は維持されます。
動的にリンクされたコンポジションやクリップの削除
Adobe Premiere Pro プロジェクトからリンクコンポジションを削除する操作は、プロジェクトで使用中の場合を含め、いつでも実行できます。
Adobe Premiere Pro シーケンスまたはタイムラインから、リンクされたクリップをいつでも削除することができます。
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Adobe Premiere Pro で、リンクされたコンポジションまたはクリップを選択し、Delete キーを押します。
Dynamic Link を使用した Adobe Premiere Pro にリンクされたシーケンスの作成
新規シーケンスへのリンク
After Effects から Adobe Premiere Pro シーケンスを作成すると、Adobe Premiere Pro が起動します。Adobe Premiere Pro では、実行元のプロジェクトに基づくサイズ、ピクセル縦横比、フレームレート、オーディオサンプルレートを使用して、プロジェクトとシーケンスが作成されます(Adobe Premiere Pro が既に実行されている場合は、現在のプロジェクトでシーケンスが作成されます)。
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After Effects で、ファイル/Adobe Dynamic Link/新規 Premiere Pro シーケンスを選択します。
既存シーケンスへのリンク
最適な結果を得るには、Adobe Premiere Pro のシーケンス設定およびプロジェクト設定(画面サイズ、ピクセル縦横比、フレームレートなど)を After Effects プロジェクトの設定と一致させる必要があります。
次のいずれかの操作を行います。
After Effects で、ファイル/Adobe Dynamic Link/Premiere Pro シーケンスを読み込みを選択します。Adobe Premiere Pro プロジェクトを選択し、シーケンスを選択します(複数選択可)。
Adobe Premiere Pro のプロジェクトパネルから After Effects のプロジェクトパネルに、選択したシーケンス(複数選択可)をドラッグします。
Dynamic Link のパフォーマンス
リンクされたクリップは、複雑なソースコンポジションを参照している可能性があります。ソースコンポジションに対するアクションの実行には、複雑さに応じて、長い処理時間が必要です。After Effects は、アクションを適用し、グローバルパフォーマンスキャッシュおよび永続的なディスクキャッシュ機能を使用して、Adobe Premiere Pro で利用可能な最終データを作成します。これらの機能によって Premiere Pro がフレームを要求する際にキャッシュされたフレームを使用することで、After Effects のパフォーマンスが強化されます。
再生の遅延時間を短くするには、次のいずれかの操作をおこないます。
リンクされたコンポジションをオフライン化する
リンクされたクリップを無効にして、コンポジションが参照されるのを一時的に停止する
Premiere Pro の「レンダリングして置き換え」機能(クリップ/レンダリングして置き換え)を使用して、動的にリンクされたコンポジションをレンダリングされたファイルに置き換えます。
複雑なソースコンポジションを頻繁に操作する場合は、RAM を増設するか、より高速なプロセッサーにアップグレードすることをお勧めします。
Adobe Media Encoder への書き出し
After Effects コンポジションをエンコードするには、アイテムを Adobe Media Encoder のエンコードキューに追加し、エンコードプリセットを選択するか、またはカスタム設定を作成する必要があります。After Effects では、次のどちらかのオプションを使用して、Media Encoder キューにコンポジションを追加できます。
- ファイル/書き出し/Media Encoder キューに追加
- コンポジション/Media Encoder キューに追加
コンポジションまたはプロジェクトを Adobe Media Encoder キューに追加すると、After Effects は、キューにリストされたコンポジションと共に Adobe Media Encoder を起動します。
エンコーディング処理は、次の記事で説明しています。