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フォームへの計算フィールドの追加

 

Adobe Acrobat Sign ガイド

新機能

  1. プレリリースノート
  2. リリースノート
  3. 重要な通知

開始する

  1. 管理者向けクイックスタートガイド
  2. ユーザー向けクイックスタートガイド
  3. 開発者向け
  4. ビデオチュートリアルライブラリ
  5. FAQ

管理者

  1. Admin Console の概要
  2. ユーザー管理
    1. ユーザーの追加
      1. ユーザーを追加
      2. ユーザーを一括で追加
      3. ディレクトリからユーザーを追加
      4. MS Azure Active Directory からのユーザーの追加
    2. 機能重視のユーザーの作成
      1. テクニカルアカウント – API ドリブン
      2. サービスアカウント – 手動
    3. プロビジョニングエラーが発生しているユーザーの確認
    4. 名前/メールアドレスの変更
    5. ユーザーのグループメンバーシップの編集
    6. グループインターフェイスを使用したユーザーのグループメンバーシップの編集
    7. ユーザーの管理者役割への昇格
    8. ユーザー ID タイプと SSO
    9. ユーザー ID の切り替え
    10. MS Azure を使用したユーザー認証
    11. Google フェデレーションを使用したユーザー認証
    12. 製品プロファイル
    13. ログインエクスペリエンス
  3. アカウント/グループ設定
    1. 設定の概要
    2. グローバル設定
      1. アカウントレベルと ID
      2. 新しい受信者エクスペリエンス
      3. 自己署名ワークフロー
      4. 一括送信
      5. Web フォーム
      6. カスタム送信ワークフロー
      7. Power Automate ワークフロー
      8. ライブラリ文書
      9. 契約書からフォームデータを収集する
      10. 文書の表示制限
      11. 署名済み契約書の PDF コピーの添付
      12. 電子メールへのリンクの追加
      13. 電子メールへの画像の添付
      14. メールに添付されるファイルの名前
      15. 文書への監査レポートの添付
      16. 複数の文書を 1 つに結合
      17. 個別文書をダウンロード
      18. 署名済み文書をアップロード
      19. アカウント内のユーザーの委任
      20. 外部受信者による委任の許可
      21. 署名の権限
      22. 送信の権限
      23. e シールを追加する権限
      24. デフォルトのタイムゾーンの設定
      25. デフォルトの日付形式の設定
      26. ユーザーの複数グループ所属(UMG)
        1. アップグレードして UMG を使用
      27. グループ管理者の権限
      28. 受信者を置き換え
      29. 監査レポート
        1. 概要
        2. トランザクション確認ページでの未承認アクセスの許可
        3. リマインダーの追加
        4. 表示イベントの追加
        5. 契約書ページ/添付ファイル数の追加
      30. トランザクションフッター
      31. 製品内メッセージとガイダンス
      32. PDF のアクセシビリティ
      33. 新しいオーサリング機能
      34. 医療機関のお客様
    3. アカウント設定
      1. ロゴを追加
      2. 会社のホスト名/URL のカスタマイズ
      3. 会社名を追加
      4. 契約書完了後の URL リダイレクト
    4. 署名の環境設定
      1. 正式に書式設定された署名
      2. 受信者による署名の許可
      3. 署名者による名前の変更
      4. 受信者が保存した署名を使用するのを許可
      5. カスタムの利用条件と消費者への情報開示
      6. フォームフィールド間の受信者の移動
      7. 契約書ワークフローをやり直し
      8. 署名を辞退
      9. 印鑑ワークフローを許可
      10. 署名者による役職または会社名の入力を必須とする
      11. 署名者が手書き署名を印刷および配置するのを許可
      12. 電子サイン時のメッセージの表示
      13. 署名の作成時にモバイルデバイスの使用を必須とする
      14. 署名者から IP アドレスを要求
      15. 参加スタンプから会社名と役職を除外
    5. デジタル署名
      1. 概要
      2. ダウンロードして Acrobat で署名
      3. クラウド署名で署名
      4. ID プロバイダーのメタデータを含める
      5. 制限付きクラウド署名プロバイダー
    6. e シール
    7. デジタル ID
      1. デジタル ID ゲートウェイ
      2. ID チェックポリシー
    8. レポート設定
      1. 新しいレポートエクスペリエンス
      2. 従来のレポート設定
    9. セキュリティ設定
      1. シングルサインオン設定
      2. アカウント記憶設定
      3. ログインパスワードポリシー
      4. ログインパスワードの強さ
      5. Web セッション期間
      6. PDF 暗号化のタイプ
      7. API
      8. ユーザーおよびグループ情報へのアクセス
      9. 許可する IP 範囲
      10. アカウント共有
      11. アカウント共有権限
      12. 契約書の共有制御
      13. 署名者の ID 確認
      14. 契約書の署名パスワード
      15. 文書のパスワード強度
      16. 地理的な場所で署名者をブロック
      17. 電話認証
      18. ナレッジベース認証(KBA)
      19. ページの抽出を許可
      20. 文書リンクの有効期限
      21. Webhook/コールバック用のクライアント証明書のアップロード
      22. タイムスタンプ
    10. 送信設定
      1. ログイン後に送信ページを表示
      2. 送信時に受信名を必須とする
      3. 既知のユーザーの名前値をロック
      4. 受信者の役割を許可
      5. 証人署名者を許可
      6. 受信者グループ
      7. CC 関係者
      8. 受信者の契約書のアクセス
      9. 必須フィールド
      10. 文書の添付
      11. フィールドのフラット化
      12. 契約書を変更
      13. 契約書名
      14. 言語
      15. プライベートメッセージ
      16. 許可されている署名タイプ
      17. リマインダー
      18. 署名済み文書のパスワード保護
      19. 契約書通知の送信方法
      20. 署名者 ID オプション
        1. 概要
        2. 署名パスワード
        3. 電子メールによるワンタイムパスワード
        4. Acrobat Sign 認証
        5. 電話認証
        6. クラウドベースのデジタル署名
        7. ナレッジベース認証
        8. Government ID
        9. 署名者の ID レポート
      21. コンテンツ保護
      22. Notarize トランザクションを有効にする
      23. 文書の有効期限
      24. プレビュー、署名の位置指定、フィールドの追加
      25. 署名順序
      26. Liquid Mode
      27. カスタムのワークフロー制御
      28. 電子サインページのアップロードオプション
      29. 署名後の確認 URL リダイレクト
    11. メッセージテンプレート
    12. バイオ医薬業界標準対応
      1. 概要
      2. ID 認証を強制
      3. 署名の理由
    13. ワークフロー統合
    14. 公証設定
    15. 支払いの統合
    16. 署名者へのメッセージ
    17. SAML 設定
      1. SAML 設定
      2. Microsoft Active Directoryフェデレーションサービスのインストール
      3. Okta のインストール
      4. OneLogin のインストール
      5. Oracle ID フェデレーションのインストール
    18. データガバナンス
    19. タイムスタンプ設定
    20. 外部アーカイブ
    21. アカウントの言語
    22. 電子メール設定
      1. 電子メールのヘッダー/フッター画像
      2. 個々のユーザーの電子メールフッターの許可
      3. 署名依頼電子メールのカスタマイズ
      4. 宛先と CC のフィールドのカスタマイズ
      5. リンクなし通知を有効にする
      6. 電子メールテンプレートのカスタマイズ
    23. echosign.com から adobesign.com への移行
    24. 受信者のオプションの設定
  4. 規制要件に関するガイダンス
    1. アクセシビリティ
      1. アクセシビリティの準拠
      2. Acrobat デスクトップ版を使用したアクセシブルなフォームの作成
      3. アクセシブルな AcroForm の作成
    2. HIPAA
    3. GDPR
      1. GDPR の概要
      2. ユーザーを墨消し
      3. ユーザーの契約書を墨消し
    4. 21 CFR part 11 および EudraLex Annex 11
      1. 21 CRF part 11 検証パック
      2. 21 CFR および EudraLex Annex 11 ハンドブック
      3. 共有責任の分析
    5. 医療機関のお客様
    6. IVES サポート
    7. 契約書の「Vault」への追加
    8. EU/英国に関する考慮事項
      1. EU/英国の国境を超えたトランザクションおよび eIDAS
      2. 電子サインされた証書の HMLR 要件
      3. 英国の電子サイン法に対する Brexit の影響
  5. 契約書の一括ダウンロード
  6. ドメインの要求
  7. 「不正を報告」リンク

契約書の送信、署名、および管理

  1. 受信者オプション
    1. 電子メールリマインダーのキャンセル
    2. 電子サインページのオプション
      1. 電子サインページの概要
      2. フィールドなしで契約書を開いて読む
      3. 契約書への署名を辞退
      4. 署名権限を委任
      5. 契約書を再開
      6. 契約書の PDF をダウンロード
      7. 契約書履歴を表示
      8. 契約書メッセージを表示
      9. 電子サインから手書き署名への変換
      10. 手書き署名から電子サインへの変換 
      11. フォームフィールドを移動
      12. フォームフィールドからのデータの消去
      13. 電子サインのページの拡大と移動
      14. 契約書のツールと情報で使用される言語の変更
      15. 法律上の注意の確認
      16. Acrobat Sign の Cookie の環境設定の調整
  2. 契約書の送信
    1. 送信ページの概要
    2. 自分のみに契約書を送付
    3. 契約書を他のユーザーに送信
    4. 手書き署名
    5. 受信者の署名順序
    6. 一括送信
      1. 一括送信機能の概要
      2. 一括送信 - 親テンプレートを設定
      3. 一括送信 - CSV ファイルを設定
      4. 一括送信トランザクションのキャンセル
      5. 一括送信にリマインダーを追加
      6. 一括送信のレポート機能
  3. 文書へのフィールドの作成
    1. アプリ内オーサリング環境
      1. 自動フィールド検出
      2. オーサリング環境を使用したフィールドのドラッグ&ドロップ
      3. フォームフィールドの受信者への割り当て
      4. 事前入力の役割
      5. 再利用可能なフィールドテンプレートを使用したフィールドの適用
      6. 新しいライブラリテンプレートへのフィールドの転送
      7. 契約書送信時のオーサリング環境の更新
    2. テキストタグを含むフォームの作成
    3. Acrobat(AcroForm)を使用したフォームの作成
      1. AcroForm の作成
      2. アクセシブルな PDF の作成
    4. フィールド
      1. フィールドタイプ
        1. 一般的なフィールドタイプ
        2. インライン画像
        3. 印鑑の画像
      2. フィールドコンテンツの外観
      3. フィールドの検証
      4. マスクされたフィールド値
      5. 表示条件/非表示条件の設定
      6. 計算フィールド
    5. オーサリングに関するよくある質問
  4. 契約書に署名
    1. 受信した契約書への署名
    2. 入力と署名
    3. 自己署名
  5. 契約書を管理
    1. 管理ページの概要
    2. 契約書を委任
    3. 受信者の置換
    4. 文書の表示制限
    5. 契約書のキャンセル
    6. リマインダーの新規作成
    7. リマインダーの確認
    8. リマインダーをキャンセルする場合
    9. Power Automate のフローにアクセス
    10. その他のアクション...
      1. 検索の仕組み
      2. 契約書の表示
      3. 契約書からのテンプレートの作成
      4. 契約書の非表示/再表示
      5. 署名済み契約書をアップロード
      6. 送信済み契約書のファイルとフィールドの変更
      7. 受信者の認証方法の編集
      8. 有効期限の追加または変更
      9. 契約書へのメモの追加
      10. 各契約書の共有
      11. 契約書の共有解除
      12. 各契約書のダウンロード
      13. 契約書の各ファイルのダウンロード
      14. 契約書の監査レポートのダウンロード
      15. 契約書のフィールドコンテンツのダウンロード
  6. 監査レポート
  7. レポートとデータの書き出し
    1. 概要
    2. レポートへのアクセス権をユーザーに付与
    3. レポートチャート
      1. 新規レポートを作成
      2. 契約書レポート
      3. トランザクションレポート
      4. 設定アクティビティレポート
      5. レポートの編集
    4. データの書き出し
      1. 新しいデータ書き出しの作成
      2. Web フォームデータの書き出し
      3. 書き出したデータの編集
      4. データの書き出しコンテンツの更新
      5. 書き出したデータのダウンロード
    5. レポート/書き出したデータの名前変更
    6. レポート/書き出したデータの複製
    7. レポート/書き出したデータのスケジュール
    8. レポート/書き出したデータの削除
    9. トランザクションの使用状況の確認

高度な契約書機能とワークフロー

  1. Web フォーム
    1. Web フォームを作成
    2. Web フォームを編集
    3. Web フォームを無効/有効にする
    4. Web フォームの非表示/再表示を切り替える
    5. URL またはスクリプトコードの検索
    6. URL パラメーターを使用した web フォームフィールドの事前入力
    7. Web フォームを保存して後で完了
    8. Web フォームのサイズ変更
  2. 再利用可能なテンプレート(ライブラリテンプレート)
    1. Acrobat Sign ライブラリの米国政府のフォーム
    2. ライブラリテンプレートの作成
    3. ライブラリテンプレートの名前変更
    4. ライブラリテンプレートのタイプの変更
    5. ライブラリテンプレートの権限レベルの変更
    6. 共有テンプレートのコピー、編集、保存
    7. ライブラリテンプレートの集計フィールドデータのダウンロード
  3. Web フォームおよびライブラリテンプレートの所有権の譲渡
  4. Power Automate ワークフロー
    1. Power Automate 統合の概要と含まれる使用権限
    2. Power Automate 統合を有効にする
    3. 管理ページのインコンテキストアクション
    4. Power Automate の使用状況を追跡
    5. 新しいフローの作成(例)
    6. フローに使用するトリガー
    7. Acrobat Sign 外部からのフローの読み込み
    8. フローの管理
    9. フローの編集
    10. フローの共有
    11. フローを無効または有効にする
    12. フローの削除
    13. 便利なテンプレート
      1. 管理者のみ
        1. 完了したすべての文書の SharePoint への保存
        2. すべての完了した文書の OneDrive for Business への保存
        3. 完了したすべての文書の Google ドライブへの保存
        4. 完了したすべての文書の DropBox への保存
        5. 完了したすべての文書の Box への保存
      2. 契約書のアーカイブ
        1. 完了した文書の SharePoint への保存
        2. 完了した文書の One Drive for Business への保存
        3. 完了した文書の Google ドライブへの保存
        4. 完了した文書の DropBox への保存
        5. 完了した文書の Box への保存
      3. Web フォーム契約書のアーカイブ
        1. 完了した web フォーム文書の SharePoint ライブラリへの保存
        2. 完了した web フォーム文書の OneDrive for Business への保存
        3. 完了した文書の Google ドライブへの保存
        4. 完了した web フォーム文書の Box への保存
      4. 契約書データの抽出
        1. 署名済み文書からのフォームフィールドデータの抽出と Excel シートの更新
      5. 契約書通知
        1. 契約書の内容と署名済み契約書を含むカスタム電子メール通知の送信
        2. Teams チャネルで Adobe Acrobat Sign の通知を受信
        3. Slack で Adobe Acrobat Sign の通知を受信
        4. Webex で Adobe Acrobat Sign の通知を受信
      6. 契約書の生成
        1. Power App フォームと Word テンプレートから文書を生成して署名用に送信
        2. OneDrive の Word テンプレートから契約書を生成して署名を取得
        3. 選択した Excel 行の契約書を生成、レビューおよび署名用に送信
  5. カスタム送信ワークフロー
    1. カスタム送信ワークフローの概要
    2. 新しい送信ワークフローの作成
    3. 送信ワークフローの編集
    4. 送信ワークフローのアクティベートまたはアクティベート解除
    5. 送信ワークフローを使用した契約書の送信
  6. ユーザーと契約書の共有
    1. ユーザーの共有
    2. 契約書の共有

他の製品との統合

  1.  Acrobat Sign 統合の概要
  2. Salesforce 向け Acrobat Sign
  3. Microsoft 向け Acrobat Sign
    1. Microsoft 365 向け Acrobat Sign
    2. Outlook 向け Acrobat Sign
    3. Word/PowerPoint 向け Acrobat Sign
    4. Teams 向け Acrobat Sign
    5. Microsoft PowerApps および Power Automate 向け Acrobat Sign
    6. Acrobat Sign Connector for Microsoft Search
    7. Microsoft Dynamics 向け Acrobat Sign
    8. Microsoft SharePoint 向け Acrobat Sign
  4. その他の統合
    1. ServiceNow 向け Acrobat Sign
    2. HR ServiceNow 向け Acrobat Sign
    3. SAP SuccessFactors 向け Acrobat Sign
    4. Acrobat Sign for Workday
    5. NetSuite 向け Acrobat Sign
    6. VeevaVault 向け Acrobat Sign
    7. Coupa BSM Suite 向け Acrobat Sign
  5. パートナーが管理する統合
  6. 統合キーの取得方法

Acrobat Sign 開発者

  1. REST API
    1. メソッドに関するドキュメント
    2. SDK/開発者ガイド
    3. API に関するよくある質問
  2. Webhooks
    1. Webhook の概要
    2. 新しい webhook の設定
    3. Webhook の表示または編集
    4. Webhook のアクティベート解除または再アクティベート
    5. Webhook の削除
    6. 双方向 SSL 証明書
    7. API の Webhook

サポートとトラブルシューティング

  1. カスタマーサポートリソース
  2. 大規模法人のカスタマーサクセスリソース

計算フィールドは高度なフォームの一部であり、複数のライセンスレベルのサービスにのみ含まれます。


概要

Adobe Acrobat Sign には、契約書への署名時に署名者から入力されたデータに基づいて文書(契約書)内のフィールドを動的に更新できる機能が用意されています。これをおこなうには、計算フィールドを使用します。文書を署名のために送信する前に、計算フィールドを使用して、文書(または文書テンプレート)内のルールをセットアップすることができます。署名者が文書を操作したり、フィールド/値に基づいて文書を動的に更新したりすると、これらのルールが処理されます。

計算フィールドは、次の仕組みのいずれかを使って文書内に定義できます。


計算フィールドのユースケース

計算フィールドは、文書を署名時に動的に更新する必要があるシナリオに使用できます。計算フィールドを使用できるユースケースのサンプルを以下にいくつか示します。なお、これらのユースケースは説明用のものです。

1. 注文フォームのセットアップ — 署名者が入手可能な商品のリストから選択して数量を指定できる注文フォームをセットアップするために、計算フィールドを使用できます。リストから商品を選択すると、選択した商品の価格がフォームに自動的に反映されます。さらに、署名者が数量を選択すると、商品の総額が自動的に計算されます。また、フォームには、注文の合計税額決定したり、顧客に対する割引のビジネスルールに基づいてボリュームディスカウントを計算したりするための、追加計算を組み込むこともできます。

2. 契約期間満了日の自動入力 — 契約期間の長さ(6 ヶ月、12 ヶ月、24 ヶ月など)を署名時に顧客が選択できる契約書の場合、契約署名時の顧客の選択に基づいて契約の終了日を自動的に入力するために、計算フィールドを使用できます。

3. 複数の選択肢があるフォームのサインアップ — フォームの署名者が一連のオプションから選択できるサインアップフォーム(会員登録フォームなど)をセットアップするために、計算フィールドを使用できます。署名者が選んだ選択肢によって、署名者が同意している条件、契約期間、総費用といった、フォームの他の動的な側面が左右されることがあります。


計算フィールドの基礎知識

Acrobat Sign フォームにあるフォームフィールド、チェックボックスフィールド、ラジオボタンフィールドは計算フィールドとしてマークすることができます。署名時には、計算フィールドとして指定されたフィールドに署名者が値を直接入力することはできず、フォーム内に定義されたルールに基づいて計算フィールドの値が自動的に計算されます。

計算フィールドの定義は、式と書式の 2 つの要素から成ります。

必須

指定されたフィールドの値がどのように計算されるかについての数式/ルールを定義します。Acrobat Sign では署名時にこの式を評価し、結果として得られた値がフィールドに表示されます。

書式

オプション

計算フィールドの結果値は、書式を指定することで日付、数値、通貨などに書式設定することもできます。

計算フィールドは、Acrobat Sign テキストタグ、Acrobat Sign web アプリケーション、PDF フォームフィールドのいずれかを使って定義することができます。Acrobat Sign テキストタグまたは PDF フォームフィールドを使用して計算フィールドを定義する場合、計算式は「calc」というディレクティブを使って定義されます。計算フィールドの書式設定は、「format」というディレクティブを使って指定することができます。

{{someCalculatedField_es_:signer1:calc(someExpn):format(formatType, someFormat)}}

この例では、テキストタグを使用して「someCalculatedField」というフィールドを文書内に定義しています。このフィールドは、signer1 として識別される受信者に割り当てられます。このフィールドの値は、「someExpn」に指定された数式に基づいて計算されます。結果値の種類は「formatType」パラメーターで指定され、結果値は「someFormat」として定義された書式に基づいて書式設定されます。

Acrobat Sign web アプリケーションのオーサリング環境には、計算フィールドの式を定義するためのフル機能の式ビルダーが用意されています。式の作成の詳細については、「式ビルダーを使用して計算フィールドを指定する」を参照してください。


計算フィールドの式

式では、計算フィールドの値を決定するための数式/ルールを定義します。式は次の要素の 1 つ以上で構成されます。

リテラル

式の一部として使用される実際の値を指定します。式は文字列値、数値、日付のいずれかです。次に例を示します。

  • {{helloField_es_:signer1:calc("Hello")}} – このリテラルは「helloField」というフィールドの値を "Hello" に設定します。
  • {{numField_es_:signer1:calc(10)}} – このリテラルは「numField」というフィールドの値を "10" に設定します。
  • {{date_es_:isdate(format="mmm d, yyyy")}} - このリテラルには、特殊区切りであるカンマが含まれます。カンマを書式設定済み文字列の一部にするには、式をリテラル値としてキャストする必要があります。
  • {{date_es_:isdate(format='d "day of" mmmm, yyyy')}} - 日付計算にリテラル文字列を挿入することができます。  リテラル文字列は、一重引用符または二重引用符で囲む必要があります。
    • 上記の計算では、2012 年 12 月 12 日のような文字列が生成されます

式に文字列を含める場合は、文字列を二重引用符(")または一重引用符(')で囲む必要があります。結果値に一重引用符または二重引用符が含まれる場合は、バックスラッシュ(\)を使用して引用符を閉じます。

重要な注意:これ以降のすべての例では、式のみ示し、テキストタグの完全な構文は示しません。

演算子

演算子は、式の一部として 1 つ以上の演算を実行するために使用します。次に例を示します。

• 6 + 4 – この演算子の場合は、値 "10" が計算フィールドに入力されます。

• 5/22/2016 - 3 – この演算子の場合は、値 "5/19/2016" が計算フィールドに入力されます。

式の中で使用できる演算子の一覧については、「サポートされている演算子」を参照してください。

フィールド

文書内の既存のフィールドを使用して、式を定義することができます。その場合、フィールドを名前で参照します。フィールドは、Acrobat Sign フィールド(署名、日付フィールド、署名者の名前、署名者の会社名など)でも、文書内に定義されたフィールドでも、他の計算フィールドでもかまいません。次に例を示します。

• price * quantity – この式では「price」と「quantity」という、文書内の他の 2 つのフィールドを参照しています。これら 2 つのフィールドの値を乗算した結果が計算フィールドに入力されます。

• signerName & "employee of " & signerCompany – この式では、「signerName」と「signerCompany」という、文書内の 2 つのフィールドを参照し、それらを連結しています。これらのフィールドは、可能であれば Acrobat Sign によってあらかじめ入力されています。署名者の名前が「Casey Jones」で署名者の会社名が「Acme Corp」の場合、この式の結果は「Casey Jones employee of Acme Corp」という値になり、計算フィールドに入力されます。

フィールド名に空白が含まれている場合は、フィールド名を角かっこ([])で囲んで、式中で参照できるようにする必要があります。例えば、[field name with spaces] は「field name with spaces」という、文書内のフィールドを参照します。

関数

式には、Acrobat Sign でサポートされている関数を 1 つ以上含めることもできます。指定された関数は、契約書の署名プロセス中に評価され、その結果値が計算フィールドに表示されます。次に例を示します。

• dateAdd(d, signedDate, 3) – この式では、「dateAdd」関数を使用し、この契約書の署名日に 3 日を加算することを指定しています。したがって、文書が 5/22/2016 に署名される場合、この式の結果値は 5/25/2016 になります。

負の数は、日付から効果的に減算するために使用できます。

式の中で使用できる関数の一覧については、「サポートされている関数」を参照してください。


サポートされている演算子

計算フィールドでサポートされている演算子は次のとおりです。

+

2 つの数値を加算します。

-

2 つの数値を減算します。

/

2 つの数値を除算します。

*

2 つの数値を乗算します。

&

2 つの文字列を連結します。

=

次と等しい。2 つの値を比較し、2 つの値が等しい場合は true を返し、等しくない場合は false を返します。

! =

次に等しくない。2 つの値を比較し、2 つの値が等しくない場合は true を返し、等しい場合は false を返します。

次の値未満。2 つの値を比較し、第 1 の値が第 2 の値より小さい場合は true を返し、そうでない場合は false を返します。

>=

次の値以上。2 つの値を比較し、第 1 の値が第 2 の値以上の場合は true を返し、そうでない場合は false を返します。

<=

次の値以下。2 つの値を比較し、第 1 の値が第 2 の値以下の場合は true を返し、そうでない場合は false を返します。

次の値より大きい。2 つの値を比較し、第 1 の値が第 2 の値より大きい場合は true を返し、そうでない場合は false を返します。

%

剰余演算子。2 つの数値の除算後の余りを返します。

^

べき乗(累乗)演算子。指定された数値のべき乗値を返します。


サポートされている関数

計算フィールド内で式を指定する際に使用できる関数は次のとおりです。

関数

カテゴリー

説明

abs(number1)

計算

数値「number1」の絶対値を返します。

roundUp(number1)

計算

数値「number1」を切り上げます。

roundDown(number1)

計算

数値「number1」を切り下げます。

round(number1)

計算

数値「number1」を最も近い整数に四捨五入します。

min(number1,number2)

計算

2 つの数値「number1」と「number2」のうち、小さい方を返します。

max(number1,number2)

計算

2 つの数値「number1」と「number2」のうち、大きい方を返します。

datePart(part, date)

日付

日付のうち、第 1 引数で指定された部分を整数として返します。例えば、datePart(m, 5/22/2016) は、日付の月の部分である 5 を返します。

part 属性に使用できる値については、後述の「日付の各部を示す値」を参照してください。

dateAdd(part, date, addition)

日付

指定された部分 (例えば、「d」は日、「m」は月、「y」は年) の数を日付に加算し、未来の日付を計算します。数値またはフィールド名を使用できます。

例えば、dateAdd("m", "Jan 1, 2016", 3) の場合は、2016 年 4 月 1 日の日付が返されます。この例では、指定された日付に 3 ヶ月が加算されます。

負の数は、日付から効果的に減算するために使用できます。

dateDiff(part, date1, date2)

日付

2 つの日付の間の部分(例えば、「d」は日、「h」は時間、「n」は分)の数を返します。数値またはフィールド名を使用できます。

例えば、dateDiff("d", "Jan 1, 2016", "Jan 2, 2016") の場合、1 月 1 日と 1 月 2 日の間の 1 日間を表す値 1 が返されます。

daysIn(part, date)

日付

指定された日付の部分(例えば、「d」は日、「m」は月、「y」は年)に含まれる日数を返します。数値またはフィールド名を使用できます。

例えば、daysIn("m", "Feb 1, 2016") の場合は、2016 年 2 月の日数として値 29 が返されます。daysIn("y", "02/01/2015") の場合は、2015 年の日数として 365 が返されます。

date(string)

日付

"1/1/2016" などの文字列値を、他の関数で使用できる日付オブジェクトに変換します。

now()

日付

式が評価された時点(ほとんどの場合、電子サインページが読み込まれた時点)の日付と時刻を返します。

if(logical_test, value_if_true, value_if_false)

論理

logical_test」を評価します。「logical_test」は式でもかまいません。評価結果が TRUE の場合は、「value_if_true」で指定した値が返されます。評価結果が FALSE の場合は、「value_if_false」で指定した値が返されます。「value_if_true」属性と「value_if_false」属性は式でもかまいません。

例えば、if (1>0, "Correct", "Incorrect") の場合は「Correct」が返されます。

and(logical1, logical2, ...)

論理

すべての論理引数が TRUE に評価される場合にのみ true を返します。それ以外の場合は、false を返します。

例えば、and(1>0, 2>1) の場合は「true」を返し、and(1>0, 2=1) の場合は「false」を返します。

or(logical1, logical2, ...)

論理

論理引数(logical1、logical2、...)のいずれかが TRUE に評価される場合に true を返します。すべての論理引数が FALSE に評価される場合は、false を返します。

例えば、or(1>0, 2>1) の場合は「true」を返します。or(1>0, 2=1) の場合は「false」を返します。

not(logical)

論理

logical」の逆の値を返します。したがって、「logical」が FALSE に評価される場合は、true を返します。「logical」が TRUE に評価される場合は、false を返します。例えば、not(1>0) の場合は「false」を返します。
lookup(sourceField,("value1=return1,value2=return2", "default_value") 論理

ソースフィールドの「戻り値」(ドロップボックスやラジオボタンで使用)を評価し、使用可能な値のリストに基づいて、計算フィールドにデフォルト値を生成します。

例: lookup(stateField, “CA=California,UT=Utah,MA=Massachusetts,WA=Washington”,”None”)

stateField が CA の場合は「California」、stateField が UT の場合は「Utah」を返します。  一致するものがない場合は、「None」を返します。


日付の各部を示す値

日付のうち、日付関連関数が演算対象となる部分を関数で指定する際に使用できる値は次のとおりです。

部分

日付のうち、関数の適用先となる部分

y

q

四半期

m

d

h

時間

n

s


計算フィールドの書式設定

計算フィールドの式を指定する以外に、出力値の書式を設定することもできます。出力はテキスト(デフォルト)、数値、日付のいずれかに書式設定することができます。

テキストタグで使用する場合、書式ディレクティブは FormatType と Format の 2 つの引数を取ります。

FormatType

計算フィールドで表される値の種類を指定します。このパラメーターに使用できる値は数値と日付です。

Format

計算フィールドに配置する出力値の構成を指定します。


計算フィールドを数値として書式設定する

数値形式での出力の書式設定を指定するには、次の文字を使用することができます。

書式設定文字

説明

_

(アンダースコア)任意の数字のプレースホルダーを表します。

9

任意の数字のプレースホルダーを表します。

.

必須の小数点(またはロケール上適切な記号)の位置

0

必須の小数点の左または右に付けます。ゼロでパディングします。

( )

数値がゼロ未満の場合、かっこで囲みます。

+

正の数の前にプラス記号を付け、負の数の前にマイナス記号を付けます。

-

正の数の前に空白を入れ、負の数の前にマイナス記号を付けます。

,

10 進 3 桁ごとにコンマ(またはロケール上適切な区切り文字)で区切ります。

$

書式設定された数値の前にドル記号(またはロケール上適切な記号)を付けます。指定する場合は、書式文字列の先頭に付ける必要があります。

%

フィールド内の数値を百分率に変換します。100 倍してから、

末尾に % 記号を付けます。指定する場合は、書式文字列の末尾に付ける必要があります。


計算フィールドを日付として書式設定する

日付形式での出力の書式設定を指定するには、次の文字を使用することができます。

書式

説明

s

0 ~ 59 の秒数

「0」から「59」まで

ss

必要に応じて前にゼロを付けた秒数

「00」から「59」まで

n

0 ~ 59 の分数

「0」から「59」まで

nn

必要に応じて前にゼロを付けた分数

「00」から「59」まで

h

1 ~ 12 の時間数

「1」から「12」まで

hh

必要に応じて前にゼロを付けた時間数

「01」から「12」まで

H

0 ~ 23 の時間数

「0」から「23」まで

HH

必要に応じて前にゼロを付けた時間数

「00」から「23」まで

d

1 ~ 31 の日数

「1」から「31」まで

dd

必要に応じて前にゼロを付けた日数

「01」から「31」まで

ddd

曜日の略称

「Mon」から「Sun」まで

dddd

曜日の正式名称

「Monday」から「Sunday」まで

m

1 ~ 12 の月数

「1」から「12」まで

mm

必要に応じて前にゼロを付けた月数

「01」から「12」まで

mmm

月の略称

「Jan」から「Dec」まで

mmmm

月の正式名称

「January」から「December」まで

yy

2 桁で表した年数

「99」または「15」

yyyy

4 桁で表した年数

「1999」または「2015」

t

A.M./P.M. 指定子の先頭文字を表示します。

「A」または「P」

tt

A.M./P.M. 指定子を表示します。

「AM」または「PM」


書式設定の例

次の例では、日付および数値の計算フィールドを書式設定する方法を示しています。

  • 日付として書式設定された計算フィールド:

{{myField_es_:calc(otherDateField + 3):format(date, "mmm dd, yyyy")}}

「May 22, 2016」のような出力になります。

  • 数値として書式設定された計算フィールド:

{{myTax_es_:calc(total * taxrate):format(number, "$,.00") }}

「$1,987.65」のような出力になります。


式ビルダーを使用して計算フィールドを指定する

計算フィールドは、Acrobat Sign のオーサリング環境を通じて指定することができます。以下では、文書オーサリング環境で計算フィールドを定義する手順を説明します。

1. 文書にフィールドをドラッグアンドドロップします。追加したフィールドをダブルクリックして、フィールドプロパティダイアログを表示します。フィールドに適切な名前を付けます。ドロップダウンリストを使って、「値のタイプ」属性を「計算値」タイプに変更します。これで、署名時に計算に基づいてフィールド値が決定されます。

「値のタイプ」フィールド

 

2. 計算式を「数式」というテキストフィールドに入力するか、関数ボタン(「fx」)をクリックして式ビルダーを表示します。

式ビルダー

 

3. 式ビルダーを使用して、計算フィールドの式を定義します(下図を参照)。上部の式エリアには、フィールド値の計算に使用される式が表示されます。この式エリアに式を入力するか、文書オーサリング環境を使用して式を作成します。式ビルダーでは、使用可能なすべての関数のリスト、文書内の既存フォームフィールドのリスト、サポートされている演算子のリストを提供して、式の作成を支援します。式ビルダーのリストエリアで項目をダブルクリックして、フィールドまたは関数を式に追加できます。また、演算子リストで特定の演算子をクリックして、式に演算子を追加することもできます。

4. 式の定義が完了したら、「構文を確認」ボタンをクリックして式の構文をチェックした後、変更内容を保存することができます。

5. 「表示形式」ドロップダウンリストを使って、計算フィールドのタイプを設定します。

「表示形式」フィールド

 

6. 「表示形式」の値が「日付」または「数値」の場合は、「日付フォーマット/数値形式」フィールドの値をドロップダウンリストを使って設定します。また、「カスタム」書式を選択して、フィールドのカスタム書式設定を定義することもできます。

「数値形式」フィールド


通貨形式が指定された計算フィールド

計算フィールドの通貨形式により、計算値の前に通貨記号が挿入されます(それ以外の場合、計算は式で表されている単純な演算になります)。

挿入される記号は、次のルールに基づいています。

  • ソースフィールドに米国通貨検証が含まれている場合は、米国ドル記号 $ が表示されます
  • ソースフィールドに英国通貨検証が含まれている場合は、ポンド記号 £ が表示されます

通貨形式を機能させるには、計算フィールドを次のように設定する必要があります。

  • 表示形式」の値を「数値
    」に設定
  • 数値形式」の値を「通貨
    」に設定
計算フィールド - 通貨形式

計算で使用されるソースフィールドは、検証済みの「数値」または「通貨」のいずれかです。

計算フィールド - ソース数値
数値検証済みのソースフィールド

計算フィールド - ソース通貨
通貨検証済みのソースフィールド

警告:

通貨形式フィールドの値を計算する場合、Acrobat Sign はどのタイプの通貨交換(外国為替)も考慮しません

  • 計算フィールドは、計算の演算のみを実行します
  • フィールドの形式(通貨)は、通貨記号の挿入のみを行います

ドル($)またはポンド(£)以外の通貨記号を使用する必要があるフォームでは、ドキュメントファイルに記号を追加するか、通貨記号がデフォルト値に設定された読み取り専用フィールドを追加する必要があります。

フィールドオプションを使用する場合は、通貨記号フィールドを次のようにすることをお勧めします。

  • 割り当て先:送信者(事前入力)
  • 読み取り専用が有効
  • デフォルト値を通貨記号に設定(以下の例ではユーロが使用されています)
数値形式

テキストソースフィールドは、通貨ではなく数値として書式設定する必要があります

計算フィールド - ソース数値
数値検証済みのソースフィールド

最終値の計算に使用するフィールドは、次のように設定する必要があります。

  • 表示形式」の値を「数値」に設定
  • 数値形式」フィールドを使用する形式に設定
計算フィールド - 数値形式



計算フィールドの例

 

  • {{shipState_es_:signer1:calc([billingState]):showif(sameAs=unchecked)}}
    • 最初の署名者に割り当てられるドキュメント内のフィールドで、「sameAs」という別のフィールド(チェックボックス)がオフになっている場合にのみ表示されます。このフィールドの値には、署名者が文書内で入力した「billingState」というフィールドの値が自動的に入力されます。
  • {{total_es_:signer1:calc(q1*pr1):format(Number,”$,0.00”):align(right)}}
    • 最初の署名者に割り当てられる文書内のフィールドです。この値は、フィールド「q1」および「pr1」の値の積として自動的に計算されます。結果の値は通貨として書式設定され、結果の値の前にドル($)記号が付けられ、小数点以下 2 位まで表示されます。また、結果の値はフィールド内で右揃えになります。
  • price_es_:signer1:calc(if(pn1=”W1”,9.99,if(pn1=”W2”,5.99,if(pn1=”W3”,24.99,0))))}
    • 文書内の「price」というフィールドで、文書内の別のフィールド「pn1」で署名者により選択された値に基づいて計算されます。この例では、例えばフィールド「pn1」が W1 と等しい場合は、「price」フィールドに表示される値は「9.99」となり、フィールド「pn1」が W2 と等しい場合は、「price」フィールドに表示される値は「5.99」となります。どの値もフィールド「pn1」の値に一致しない場合、「price」フィールドに表示される値は "0" になります。この仕組みにより、計算フィールドを使用して、署名時に署名者がおこなった選択に基づいて商品の価格を自動的に入力することができます。

 

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