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デジタル ID の ID チェックポリシーの設定

 

Adobe Acrobat Sign ガイド

新機能

  1. プレリリースノート
  2. リリースノート
  3. 重要な通知

開始する

  1. 管理者向けクイックスタートガイド
  2. ユーザー向けクイックスタートガイド
  3. 開発者向け
  4. ビデオチュートリアルライブラリ
  5. FAQ

管理者

  1. Admin Console の概要
  2. ユーザー管理
    1. ユーザーの追加
      1. ユーザーを追加
      2. ユーザーを一括で追加
      3. ディレクトリからユーザーを追加
      4. MS Azure Active Directory からのユーザーの追加
    2. 機能重視のユーザーの作成
      1. テクニカルアカウント – API ドリブン
      2. サービスアカウント – 手動
    3. プロビジョニングエラーが発生しているユーザーの確認
    4. 名前/メールアドレスの変更
    5. ユーザーのグループメンバーシップの編集
    6. グループインターフェイスを使用したユーザーのグループメンバーシップの編集
    7. ユーザーの管理者役割への昇格
    8. ユーザー ID タイプと SSO
    9. ユーザー ID の切り替え
    10. MS Azure を使用したユーザー認証
    11. Google フェデレーションを使用したユーザー認証
    12. 製品プロファイル
    13. ログインエクスペリエンス
  3. アカウント/グループ設定
    1. 設定の概要
    2. グローバル設定
      1. アカウントレベルと ID
      2. 新しい受信者エクスペリエンス
      3. 自己署名ワークフロー
      4. 一括送信
      5. Web フォーム
      6. カスタム送信ワークフロー
      7. Power Automate ワークフロー
      8. ライブラリ文書
      9. 契約書からフォームデータを収集する
      10. 文書の表示制限
      11. 署名済み契約書の PDF コピーの添付
      12. 電子メールへのリンクの追加
      13. 電子メールへの画像の添付
      14. メールに添付されるファイルの名前
      15. 文書への監査レポートの添付
      16. 複数の文書を 1 つに結合
      17. 個別文書をダウンロード
      18. 署名済み文書をアップロード
      19. アカウント内のユーザーの委任
      20. 外部受信者による委任の許可
      21. 署名の権限
      22. 送信の権限
      23. e シールを追加する権限
      24. デフォルトのタイムゾーンの設定
      25. デフォルトの日付形式の設定
      26. ユーザーの複数グループ所属(UMG)
        1. アップグレードして UMG を使用
      27. グループ管理者の権限
      28. 受信者を置き換え
      29. 監査レポート
        1. 概要
        2. トランザクション確認ページでの未承認アクセスの許可
        3. リマインダーの追加
        4. 表示イベントの追加
        5. 契約書ページ/添付ファイル数の追加
      30. トランザクションフッター
      31. 製品内メッセージとガイダンス
      32. PDF のアクセシビリティ
      33. 新しいオーサリング機能
      34. 医療機関のお客様
    3. アカウント設定
      1. ロゴを追加
      2. 会社のホスト名/URL のカスタマイズ
      3. 会社名を追加
      4. 契約書完了後の URL リダイレクト
    4. 署名の環境設定
      1. 正式に書式設定された署名
      2. 受信者による署名の許可
      3. 署名者による名前の変更
      4. 受信者が保存した署名を使用するのを許可
      5. カスタムの利用条件と消費者への情報開示
      6. フォームフィールド間の受信者の移動
      7. 契約書ワークフローをやり直し
      8. 署名を辞退
      9. 印鑑ワークフローを許可
      10. 署名者による役職または会社名の入力を必須とする
      11. 署名者が手書き署名を印刷および配置するのを許可
      12. 電子サイン時のメッセージの表示
      13. 署名の作成時にモバイルデバイスの使用を必須とする
      14. 署名者から IP アドレスを要求
      15. 参加スタンプから会社名と役職を除外
    5. デジタル署名
      1. 概要
      2. ダウンロードして Acrobat で署名
      3. クラウド署名で署名
      4. ID プロバイダーのメタデータを含める
      5. 制限付きクラウド署名プロバイダー
    6. e シール
    7. デジタル ID
      1. デジタル ID ゲートウェイ
      2. ID チェックポリシー
    8. レポート設定
      1. 新しいレポートエクスペリエンス
      2. 従来のレポート設定
    9. セキュリティ設定
      1. シングルサインオン設定
      2. アカウント記憶設定
      3. ログインパスワードポリシー
      4. ログインパスワードの強さ
      5. Web セッション期間
      6. PDF 暗号化のタイプ
      7. API
      8. ユーザーおよびグループ情報へのアクセス
      9. 許可する IP 範囲
      10. アカウント共有
      11. アカウント共有権限
      12. 契約書の共有制御
      13. 署名者の ID 確認
      14. 契約書の署名パスワード
      15. 文書のパスワード強度
      16. 地理的な場所で署名者をブロック
      17. 電話認証
      18. ナレッジベース認証(KBA)
      19. ページの抽出を許可
      20. 文書リンクの有効期限
      21. Webhook/コールバック用のクライアント証明書のアップロード
      22. タイムスタンプ
    10. 送信設定
      1. ログイン後に送信ページを表示
      2. 送信時に受信名を必須とする
      3. 既知のユーザーの名前値をロック
      4. 受信者の役割を許可
      5. 証人署名者を許可
      6. 受信者グループ
      7. CC 関係者
      8. 受信者の契約書のアクセス
      9. 必須フィールド
      10. 文書の添付
      11. フィールドのフラット化
      12. 契約書を変更
      13. 契約書名
      14. 言語
      15. プライベートメッセージ
      16. 許可されている署名タイプ
      17. リマインダー
      18. 署名済み文書のパスワード保護
      19. 契約書通知の送信方法
      20. 署名者 ID オプション
        1. 概要
        2. 署名パスワード
        3. 電子メールによるワンタイムパスワード
        4. Acrobat Sign 認証
        5. 電話認証
        6. クラウドベースのデジタル署名
        7. ナレッジベース認証
        8. Government ID
        9. 署名者の ID レポート
      21. コンテンツ保護
      22. Notarize トランザクションを有効にする
      23. 文書の有効期限
      24. プレビュー、署名の位置指定、フィールドの追加
      25. 署名順序
      26. Liquid Mode
      27. カスタムのワークフロー制御
      28. 電子サインページのアップロードオプション
      29. 署名後の確認 URL リダイレクト
    11. メッセージテンプレート
    12. バイオ医薬業界標準対応
      1. 概要
      2. ID 認証を強制
      3. 署名の理由
    13. ワークフロー統合
    14. 公証設定
    15. 支払いの統合
    16. 署名者へのメッセージ
    17. SAML 設定
      1. SAML 設定
      2. Microsoft Active Directoryフェデレーションサービスのインストール
      3. Okta のインストール
      4. OneLogin のインストール
      5. Oracle ID フェデレーションのインストール
    18. データガバナンス
    19. タイムスタンプ設定
    20. 外部アーカイブ
    21. アカウントの言語
    22. 電子メール設定
      1. 電子メールのヘッダー/フッター画像
      2. 個々のユーザーの電子メールフッターの許可
      3. 署名依頼電子メールのカスタマイズ
      4. 宛先と CC のフィールドのカスタマイズ
      5. リンクなし通知を有効にする
      6. 電子メールテンプレートのカスタマイズ
    23. echosign.com から adobesign.com への移行
    24. 受信者のオプションの設定
  4. 規制要件に関するガイダンス
    1. アクセシビリティ
      1. アクセシビリティの準拠
      2. Acrobat デスクトップ版を使用したアクセシブルなフォームの作成
      3. アクセシブルな AcroForm の作成
    2. HIPAA
    3. GDPR
      1. GDPR の概要
      2. ユーザーを墨消し
      3. ユーザーの契約書を墨消し
    4. 21 CFR part 11 および EudraLex Annex 11
      1. 21 CRF part 11 検証パック
      2. 21 CFR および EudraLex Annex 11 ハンドブック
      3. 共有責任の分析
    5. 医療機関のお客様
    6. IVES サポート
    7. 契約書の「Vault」への追加
    8. EU/英国に関する考慮事項
      1. EU/英国の国境を超えたトランザクションおよび eIDAS
      2. 電子サインされた証書の HMLR 要件
      3. 英国の電子サイン法に対する Brexit の影響
  5. 契約書の一括ダウンロード
  6. ドメインの要求
  7. 「不正を報告」リンク

契約書の送信、署名、および管理

  1. 受信者オプション
    1. 電子メールリマインダーのキャンセル
    2. 電子サインページのオプション
      1. 電子サインページの概要
      2. フィールドなしで契約書を開いて読む
      3. 契約書への署名を辞退
      4. 署名権限を委任
      5. 契約書を再開
      6. 契約書の PDF をダウンロード
      7. 契約書履歴を表示
      8. 契約書メッセージを表示
      9. 電子サインから手書き署名への変換
      10. 手書き署名から電子サインへの変換 
      11. フォームフィールドを移動
      12. フォームフィールドからのデータの消去
      13. 電子サインのページの拡大と移動
      14. 契約書のツールと情報で使用される言語の変更
      15. 法律上の注意の確認
      16. Acrobat Sign の Cookie の環境設定の調整
  2. 契約書の送信
    1. 送信ページの概要
    2. 自分のみに契約書を送付
    3. 契約書を他のユーザーに送信
    4. 手書き署名
    5. 受信者の署名順序
    6. 一括送信
      1. 一括送信機能の概要
      2. 一括送信 - 親テンプレートを設定
      3. 一括送信 - CSV ファイルを設定
      4. 一括送信トランザクションのキャンセル
      5. 一括送信にリマインダーを追加
      6. 一括送信のレポート機能
  3. 文書へのフィールドの作成
    1. アプリ内オーサリング環境
      1. 自動フィールド検出
      2. オーサリング環境を使用したフィールドのドラッグ&ドロップ
      3. フォームフィールドの受信者への割り当て
      4. 事前入力の役割
      5. 再利用可能なフィールドテンプレートを使用したフィールドの適用
      6. 新しいライブラリテンプレートへのフィールドの転送
      7. 契約書送信時のオーサリング環境の更新
    2. テキストタグを含むフォームの作成
    3. Acrobat(AcroForm)を使用したフォームの作成
      1. AcroForm の作成
      2. アクセシブルな PDF の作成
    4. フィールド
      1. フィールドタイプ
        1. 一般的なフィールドタイプ
        2. インライン画像
        3. 印鑑の画像
      2. フィールドコンテンツの外観
      3. フィールドの検証
      4. マスクされたフィールド値
      5. 表示条件/非表示条件の設定
      6. 計算フィールド
    5. オーサリングに関するよくある質問
  4. 契約書に署名
    1. 受信した契約書への署名
    2. 入力と署名
    3. 自己署名
  5. 契約書を管理
    1. 管理ページの概要
    2. 契約書を委任
    3. 受信者の置換
    4. 文書の表示制限
    5. 契約書のキャンセル
    6. リマインダーの新規作成
    7. リマインダーの確認
    8. リマインダーをキャンセルする場合
    9. Power Automate のフローにアクセス
    10. その他のアクション...
      1. 検索の仕組み
      2. 契約書の表示
      3. 契約書からのテンプレートの作成
      4. 契約書の非表示/再表示
      5. 署名済み契約書をアップロード
      6. 送信済み契約書のファイルとフィールドの変更
      7. 受信者の認証方法の編集
      8. 有効期限の追加または変更
      9. 契約書へのメモの追加
      10. 各契約書の共有
      11. 契約書の共有解除
      12. 各契約書のダウンロード
      13. 契約書の各ファイルのダウンロード
      14. 契約書の監査レポートのダウンロード
      15. 契約書のフィールドコンテンツのダウンロード
  6. 監査レポート
  7. レポートとデータの書き出し
    1. 概要
    2. レポートへのアクセス権をユーザーに付与
    3. レポートチャート
      1. 新規レポートを作成
      2. 契約書レポート
      3. トランザクションレポート
      4. 設定アクティビティレポート
      5. レポートの編集
    4. データの書き出し
      1. 新しいデータ書き出しの作成
      2. Web フォームデータの書き出し
      3. 書き出したデータの編集
      4. データの書き出しコンテンツの更新
      5. 書き出したデータのダウンロード
    5. レポート/書き出したデータの名前変更
    6. レポート/書き出したデータの複製
    7. レポート/書き出したデータのスケジュール
    8. レポート/書き出したデータの削除
    9. トランザクションの使用状況の確認

高度な契約書機能とワークフロー

  1. Web フォーム
    1. Web フォームを作成
    2. Web フォームを編集
    3. Web フォームを無効/有効にする
    4. Web フォームの非表示/再表示を切り替える
    5. URL またはスクリプトコードの検索
    6. URL パラメーターを使用した web フォームフィールドの事前入力
    7. Web フォームを保存して後で完了
    8. Web フォームのサイズ変更
  2. 再利用可能なテンプレート(ライブラリテンプレート)
    1. Acrobat Sign ライブラリの米国政府のフォーム
    2. ライブラリテンプレートの作成
    3. ライブラリテンプレートの名前変更
    4. ライブラリテンプレートのタイプの変更
    5. ライブラリテンプレートの権限レベルの変更
    6. 共有テンプレートのコピー、編集、保存
    7. ライブラリテンプレートの集計フィールドデータのダウンロード
  3. Web フォームおよびライブラリテンプレートの所有権の譲渡
  4. Power Automate ワークフロー
    1. Power Automate 統合の概要と含まれる使用権限
    2. Power Automate 統合を有効にする
    3. 管理ページのインコンテキストアクション
    4. Power Automate の使用状況を追跡
    5. 新しいフローの作成(例)
    6. フローに使用するトリガー
    7. Acrobat Sign 外部からのフローの読み込み
    8. フローの管理
    9. フローの編集
    10. フローの共有
    11. フローを無効または有効にする
    12. フローの削除
    13. 便利なテンプレート
      1. 管理者のみ
        1. 完了したすべての文書の SharePoint への保存
        2. すべての完了した文書の OneDrive for Business への保存
        3. 完了したすべての文書の Google ドライブへの保存
        4. 完了したすべての文書の DropBox への保存
        5. 完了したすべての文書の Box への保存
      2. 契約書のアーカイブ
        1. 完了した文書の SharePoint への保存
        2. 完了した文書の One Drive for Business への保存
        3. 完了した文書の Google ドライブへの保存
        4. 完了した文書の DropBox への保存
        5. 完了した文書の Box への保存
      3. Web フォーム契約書のアーカイブ
        1. 完了した web フォーム文書の SharePoint ライブラリへの保存
        2. 完了した web フォーム文書の OneDrive for Business への保存
        3. 完了した文書の Google ドライブへの保存
        4. 完了した web フォーム文書の Box への保存
      4. 契約書データの抽出
        1. 署名済み文書からのフォームフィールドデータの抽出と Excel シートの更新
      5. 契約書通知
        1. 契約書の内容と署名済み契約書を含むカスタム電子メール通知の送信
        2. Teams チャネルで Adobe Acrobat Sign の通知を受信
        3. Slack で Adobe Acrobat Sign の通知を受信
        4. Webex で Adobe Acrobat Sign の通知を受信
      6. 契約書の生成
        1. Power App フォームと Word テンプレートから文書を生成して署名用に送信
        2. OneDrive の Word テンプレートから契約書を生成して署名を取得
        3. 選択した Excel 行の契約書を生成、レビューおよび署名用に送信
  5. カスタム送信ワークフロー
    1. カスタム送信ワークフローの概要
    2. 新しい送信ワークフローの作成
    3. 送信ワークフローの編集
    4. 送信ワークフローのアクティベートまたはアクティベート解除
    5. 送信ワークフローを使用した契約書の送信
  6. ユーザーと契約書の共有
    1. ユーザーの共有
    2. 契約書の共有

他の製品との統合

  1.  Acrobat Sign 統合の概要
  2. Salesforce 向け Acrobat Sign
  3. Microsoft 向け Acrobat Sign
    1. Microsoft 365 向け Acrobat Sign
    2. Outlook 向け Acrobat Sign
    3. Word/PowerPoint 向け Acrobat Sign
    4. Teams 向け Acrobat Sign
    5. Microsoft PowerApps および Power Automate 向け Acrobat Sign
    6. Acrobat Sign Connector for Microsoft Search
    7. Microsoft Dynamics 向け Acrobat Sign
    8. Microsoft SharePoint 向け Acrobat Sign
  4. その他の統合
    1. ServiceNow 向け Acrobat Sign
    2. HR ServiceNow 向け Acrobat Sign
    3. SAP SuccessFactors 向け Acrobat Sign
    4. Acrobat Sign for Workday
    5. NetSuite 向け Acrobat Sign
    6. VeevaVault 向け Acrobat Sign
    7. Coupa BSM Suite 向け Acrobat Sign
  5. パートナーが管理する統合
  6. 統合キーの取得方法

Acrobat Sign 開発者

  1. REST API
    1. メソッドに関するドキュメント
    2. SDK/開発者ガイド
    3. API に関するよくある質問
  2. Webhooks
    1. Webhook の概要
    2. 新しい webhook の設定
    3. Webhook の表示または編集
    4. Webhook のアクティベート解除または再アクティベート
    5. Webhook の削除
    6. 双方向 SSL 証明書
    7. API の Webhook

サポートとトラブルシューティング

  1. カスタマーサポートリソース
  2. 大規模法人のカスタマーサクセスリソース

デジタル ID 認証が、送信者が指定している受信者の名前および電子メールと一致していることを確認します。

概要

デジタル ID は、信頼できる ID プロバイダーに対する認証機能に基づいて、署名を適用するユーザーを確認する確実な方法を提供します。ただし、デジタル ID プロセスは、署名者と(Acrobat Sign 以外の)ID プロバイダー間の安全なセッションで行われます。つまり、デジタル ID のみでは受信者の電子メールアドレスが、送信者が契約書で指定した電子メールアドレスと完全に一致していることを保証できません。

ID チェックポリシーでは、デジタル ID を使用して、送信者が設定した名前または電子メールアドレスと、デジタル ID プロバイダーのレコードに関連付けられている名前と電子メールの値を一致させることができます。これにより、送信者が契約書を設定した受信者をユーザーの認証に直接関連付けられます。さらに、ID チェックでは、ID プロバイダーのレコードに示すように、代替電子メールや、代替的または部分的な名前の値を許可し、名前の表示方法に対応できます。

ID チェックポリシーは、次のように設定できます。

  • 無効 - 送信者は ID チェックを有効にできません。
  • 必須 - デジタル ID 認証方法を使用するすべての受信者に対して、ID チェックが自動的に有効になります。これを有効にした場合でも、送信者は、ID チェックのその他の要素を有効にすることができます。
  • 許可 - 送信者は、個々の受信者にデジタル ID 認証方法を設定してから、個々のチェックポリシーとそれぞれの要素を有効にする必要があります。

利用対象:

ID チェックポリシーは、エンタープライズライセンスプランで使用可能です。

設定範囲:

この機能は、アカウントレベルとグループレベルで有効にすることができます。

使用方法

送信者

ID チェックポリシーが「必須」または「許可」の場合、送信者は受信者を認証方法としてデジタル ID プロバイダー(IdP)を使用するように設定し、適用する ID チェックの要素を設定する必要があります。これらの値は受信者の IdP レコードに照らしてチェックされ、認証は許容範囲の値を IdP に渡すことに基づいて行われます。

受信者名チェックが有効な場合、送信者は IdP が許容する名の値を 1 つ以上指定する必要があります。

送信者は、認証プロセス用に 1 つの IdP のみを設定できます。
選択した IdP において受信者が ID を持っていない場合は、受信者が ID を新規作成するか、送信者が認証方法を変更する必要があります

認証方法が展開され、デジタル ID 方式がハイライトされている作成ページ

受信者

受信者の認証は、ID の確認ポリシーの設定方法により若干異なる要求ページから始まります。
いずれの場合でも、ID 確認ページに、受信者が実行する必要のある操作の指示と、IdP とのセッションを開始する「ID を確認」ボタンが表示されます。

注意:

受信者が認証プロセスを完了する際に問題が発生した場合、送信者の電子メールアドレスが要求ページに表示されます。

ID の確認が無効になっている場合、受信者は、「ID を確認」ボタンを選択して、設定された IdP を認証するかどうかのみを尋ねられます。
IdP の認証に成功すると、Acrobat Sign 認証プロセスが完了し、受信者は契約書にアクセスできるようになります。

ID の確認が無効になっている場合のデジタル ID 認証の要求ページ
IdP 情報は、設定された IdP によって異なることに注意してください。

ID の確認が必要で、代替電子メールが許可されていない場合、検証要求ページにより、IdP の認証時に使用する必要がある電子メールアドレスが明示的に識別されます。
その他の電子メールアドレスを使用すると、プロセスが失敗します。

ID の確認が必要であるが代替電子メールが許可されていない場合の、デジタル ID 認証の要求ページ
IdP 情報は、設定された IdP によって異なることに注意してください。

認証が必要で、代替電子メールが許可されている場合、要求ページは代替電子メールが許可されていることを明示的に通知し、送信者が設定した電子メールアドレスを提供し、受信者がプロセスの要件を理解できるようにします。
IdP が認識している電子メールアドレスを送信者が指定した電子メールアドレスに関連付けると、Acrobat Sign の認証テストに合格し、契約書にアクセスできるようになります。

ID の確認が必要で代替電子メールが許可されているデジタル ID 認証の要求ページ
IdP 情報は、設定された IdP によって異なることに注意してください。

受信者に対して名前の検証が有効になっている場合、許容される名の値のリストが表示されます。指定された名の値のみが許容されます。

名前の部分一致を許可するオプションがあります。このオプションでは、名前のどの部分を使用するかどうかを理解するためにロジックを使用します(David ではなく Dave を使用するなど)。名前の部分一致のロジックでは、英語以外の文字(例:発音区別符号)にも対応し、状況に応じて英語の文字に置き換えられます。例えば、英語で「a」が使用される場合、範囲にアキュートアクセント(á)、アクサングラーブ(à)、ウムラウト(ä)が含まれます。

名前の確認ポリシーが有効になっており、複数の名前が指定されている ID チェックページ

受信者が IdP への認証に失敗した場合、要求ページが更新され、問題点に注意を向けるための赤色の警告テキストが表示されます。
残りの試行回数が明確に示され、受信者が最大試行回数を超えて失敗すると契約書がキャンセルされることを示す警告が表示されます。

ID の確認が失敗したデジタル ID 認証の要求ページ
IdP 情報は、設定された IdP によって異なることに注意してください。

最大試行回数を超えた場合の自動キャンセル

受信者が許容回数を超えて IdP を認証できなかった場合、契約書は自動的にキャンセルされます。
赤色のバナーが表示され、受信者にキャンセルを通知し、送信者に連絡するように求めます。送信者の電子メールアドレスが表示されます。

認証に失敗したために受信者が契約書をキャンセルした場合のエラーメッセージ

設定

この機能のコントロールは、デジタル ID/ID チェックポリシーに移動して確認できます。

「ID チェックポリシー」コントロールがハイライト表示されている「デジタル ID」タブ。

設定可能なオプションは次のとおりです。

  • 無効 – 無効にすると、受信者は、ID プロバイダーが正常に認証されることで、Acrobat Sign に認証されます(送信者が設定した受信者名への関連付け不要)。デジタル ID 認証方法を選択した場合、送信者には ID チェックを追加するオプションは表示されません。
名前の確認が無効な場合の送信者に対する受信者設定の表示

  • 必須 - 名前の確認を必須にすると、送信者は ID プロバイダーのレコードの名の値と一致する 1 つ以上の名の値を入力する必要があります。
    • 必須」オプションが選択され、受信者に認証方法としてデジタル ID が設定されている場合、受信者設定で名前の一致を適用する設定が自動的に有効になり、送信者に選択解除するオプションは表示されなくなります。
    • 送信者は、1 つ以上の名の値を入力する必要があります。コンマ区切り形式で複数の値を指定できます。
名前の確認が必須な場合の送信者に対する受信者設定の表示

  • 許可 - 「許可」オプションを選択すると、(認証方法としてデジタル ID プロバイダーを選択した後)送信者が ID チェックを有効にし、チェックを適用する必要がある受信者ごとに、適用するチェックの要素を選択することが必須になります。
    • 送信者は、1 つ以上の名の値を入力する必要があります。コンマ区切り形式で複数の値を指定できます。
名前の確認が許可されている場合の送信者に対する受信者設定の表示

  • 名前の部分一致を許可 - 有効にすると、送信者は次の追加設定を使用できるようになります。
    • 名前の部分一致を許可 - 有効にすると、名前の部分一致を使用して、文字どおりの名前文字列ではなく、一般的に使用される名前の派生語を許可します(David ではなく Dave を使用するなど)。
      • また、発音区別符号は、一般的な英語の類似する符号として理解されます。例えば、アクティブなアクセント(á)、厳密なアクセント(à)、および umlaut(ä)は、英語の「a」文字が使用されている場合にスコープに含まれる可能性があります。 
名前の部分一致が許可されている場合の送信者に対する受信者設定の表示

監査レポートおよびアクティビティログ

すべての成功した認証は、以下を含む同じ情報を監査レポートに提供します。

  • 受信者の名前と電子メールアドレス
  • ID プロバイダー
  • 参照 ID
  • 確認日

アクティビティログは、より簡潔なレコードを記録し、ID 確認が成功したことだけを識別します。

成功した ID イベントに関する監査レポートとアクティビティログ。

注意:

代替電子メールアドレスが検証に使用された場合、成功した試行のみが記録されます。

ID の失敗は、受信者が ID プロバイダーによる認証に 3 回を超えて失敗した場合に発生します。
この場合、監査レポートに次のことが明示的に表示されます。

  • 認証プロセスに失敗した受信者
  • 認証の試行で使用された IdP
  • 最大試行回数以内での認証に失敗したためにドキュメントがキャンセルされたことを通知するメッセージ

アクティビティログには、受信者が最大試行回数内で ID を確認できなかったことを示す簡潔な説明が記載されています。

失敗した ID イベントに関する監査レポートとアクティビティログ。

ベストプラクティス

ビジネス慣行により、署名当事者は、契約書の送信先の当事者と同じである必要があり、認証にデジタル ID を使用している場合は、「受信者の電子メールアドレスの一致」を「必須」に設定することを推奨します。

ID プロバイダーの検証済みプライマリ電子メールアドレスに明示的に関連付けられた電子メールを使用するように受信者を制限する正当なビジネス理由がない限り、代替電子メール値を許可することを推奨します。

受信者名の一致は、内部処理において正確な名の値がどの程度重要かどうかに基づきます。一般的に、名前には多くの不統一が生じるため、名前が一致する必要がある場合は、通常、名前の部分一致を許可することをお勧めします。

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