Notarize と Acrobat Sign との統合

概要 - Notarize 統合

Adobe Acrobat Sign は、Notarize, Inc. と提携 して、オンライン公証サービスを提供しています。

Acrobat Sign と、Notarize Inc. のオンライン公証サービスとの統合は、米国でビジネスおよびエンタープライズサービスプランをご利用の場合にのみ使用できます。

新しい契約書を作成する場合の参加者の公証要件の指定

Acrobat Sign アカウントに対して公証機能が有効になっている場合、送信者は、受信者レコードの右側にある省略記号を選択することで、「公証を依頼」を選択できます。

公証オプションは、署名者の役割を持つ受信者に対してのみ使用できます。

Notarize 署名者設定を強調表示した送信ページ

注意:

他の認証方法を含めるオプションも、オンライン公証セッションの前に契約書へのユーザーアクセスを審査するために引き続き使用できます。

送信者が「次へ」を選択すると、公証の詳細ページで追加情報が要求されます。

Notarize の詳細設定

公証サービスを指定

送信者が使用できる公証サービスオプションは、管理者が送信設定で定義した設定に従って送信者に対して有効にされている Notarize トランザクションに基づいています。公証サービスオプションは、Notarize Inc. から直接取得した Notarize オファーの購入済み権限によって決まります。

  • Notarize, Inc. のオンデマンド公証サービス - オンデマンド公証サービスにアクセスできる送信者が利用できます。

オンデマンド公証サービスを使用する場合に、送信者には、トランザクションの支払いを署名者が行う必要があることを指定できるオプションがあります。このオプションが選択されていると、署名者は、完成した文書を使用可能にする前に、支払いを行うよう Notarize によって求められます。署名者がトランザクションの代金を Notarize, Inc. に支払った場合、送信者アカウントに関連付けられているオンデマンド公証の Notarize トランザクション割り当て数は差し引かれません。

  • 組織によって提供される公証人を使用 - Notarize Inc.の自社公証人サービスにアクセス可能な送信者が使用できます。

公証依頼の開始時に、自社公証人の電子メールアドレスを含めることもできます。

ファイルを公証することを確認

送信者は、公証が必要とマークするすべての文書または文書のサブセットを選択できます。

その他の公証オプション

送信者は、オプションで会議のスケジュールを指定し、追加の指示を公証人に追加できます。

契約のステータスは、Acrobat Sign 菅理ページで追跡できます。公証を必要とする署名者が公証前の確認手順を完了し、契約が公証のために送信されると、契約書のステータスが「公証用に送信済み」に変わります。

受信者のエクスペリエンス

  1. Notary Signer の受信者は、契約書の内容をレビューし、配置されたフィールドに入力するように求める電子メールを受信します。別の認証方法が設定されている場合、受信者は、文書を表示する前にその認証要件を満たす必要があります。

    最初の電子メール通知

    注意:

    文書の最初のレビューでは、署名フィールドは無効になります。

    その他のすべてのフィールドタイプは使用でき、受信者はコンテンツを入力できます。

    すべての必須フィールドが入力されると、受信者は、Notarize, Inc. とともにリモートオンライン公証プロセスを開始するように求められます。

    Notarize のフィールド入力フェーズ用フッター

    注意:

    手順 2 ~ 12 は、Novarize プラットフォームで実施されます。以下の詳細は Notarize Inc. から提供されています。Notarize 社のサービスの使用に関する詳細または質問については、Notarize Inc. のドキュメントを参照してください。

  2. Notarize, Inc. から 2 回目の電子メールがすぐに受信者に配信されます。これは、公証セッションを開始する必要があることを示します。

    注意:

    複数の受信者がいる Notarize トランザクションは、すべての受信者が契約書のレビューを完了した後、Notarize, Inc. から電子メールを受信します。

    このリンクは、Notarize システムとのセッションを開きます。

  3. ウィンドウが開き、Notarize ランディングページが表示されます。

    受信者が「公証を受ける」ボタンをクリックすると、入力画面が表示され、ID に表示されているとおりに名前情報を入力するように求められます。

  4. 受信者がレビューする契約書の画像が表示されます。

    レビューを完了」をクリックすると、受信者は次のステージに進みます。

  5. オーディオおよびビデオ接続が確認され、受信者は、メッセージが表示されたらアクセスを許可するように要求されます。

  6. 接続が確認された後、受信者は、以下を行うように要求されます。

    • フルネームを確認

    • 生年月日を入力

    • 米国社会保障番号を入力(少なくとも最後の 4 桁)

    • 自宅住所を入力

  7. 受信者は、2 分以内に 5 つの質問に回答することで ID を検証するように求められます。

    • 受信者が誤って回答した場合、または 2 分よりも長くかかった場合、検証プロセスは失敗します。
    • 受信者には、さらに 5 つの質問に回答するチャンスがもう 1 回与えられます。2 回目の試行に失敗した場合、セッションは失敗し、受信者は 24 時間再試行できません。
  8. 5 つの質問の確認プロセスに合格した後、受信者は有効な、政府発行の写真付き ID の入力を求められます。

    受信者は、モバイルデバイスで画像を撮影するか、web ブラウザーと web カメラを使用するかを選択できます。

    方法を選択した後、受信者は、使用する ID のタイプを宣言するように求められます。

    次に、受信者は、文書の画像を撮影するように求められます。

  9. 画像が収集されると、受信者は、他の個人情報とともに文書番号を入力するように求められます。

  10. 受信者は、公証人本人に接続されます。これには、公証人が連絡を受けてセッションを受け入れるまで 1~2 分かかる場合があります。

    公証人がセッションを受け入れると、契約書文書が表示され、署名フィールドが表示されます。文書は、公証人が署名を連署する準備ができるまでロックされたままになります。

    公証人と受信者の両方が文書とお互いを見ることができ、セッションを通じて口頭でのやり取りが許可されます。

    公証人は、文書を検証し、受信者が署名する文書をリリースします。

  11. 受信者は、署名スタイルを選択し、文書に適用します。

  12. 署名が連署された後、公証人は、公証人スタンプを適用し、署名セッションが正常に完了します。

  13. トランザクションが完了すると、Acrobat Sign から通知が届きます。

    Acrobat Sign アカウントを持つユーザーは、完了した文書と監査記録を Acrobat Sign 菅理ページからダウンロードできます。

    注意:

    結合された PDF ファイルの添付ファイルセクションから個々の公証済み文書を取得することができます。

Notarize トランザクションの消費

注意:

このセクションは、Notarize トランザクション割り当てを購入したお客様にのみ適用されます。

使用可能なトランザクション数のトラック:

アカウントで使用可能な Notarize トランザクションまたはサブスクリプションの数を監視するには、次の手順を実行します。

  1. アカウント設定/送信設定/次の公証トランザクションを有効にするに移動

  2. 使用状況を確認」リンクをクリックします。

「使用状況を確認」を強調表示した送信設定ページ

「Notarize トランザクション」は、Notarize サービスを使用して、公証人が少なくとも 1 人の署名者の公証を完了できる会議に入るたびに発生します。 

Notarize トランザクションには 1 ~ 8 人の署名者を指定できます。 

監査レポート

成功した公証イベントは、Notarize, Inc. の報告に従って、公証期間中のイベントを含む個別のセクション Acrobat Sign の監査レポートに記録されます。

公証トランザクションの監査レポート

添付されるレポートには、関係者(名前と電子メールアドレスで識別)と Notarize Inc. から報告されるイベントの「合格/不合格」ステータスのみが含まれます。この補遺は監査レポートの一部であり、監査レポートを削除するその他のアクションと共にシステムから削除されます(GDPR、保持)。

また、Notarize 監査記録は、個別の公証済み文書に添付されています。

設定

利用対象:

Notarize 統合は、エンタープライズライセンスプランでのみ使用できます。

設定スコープ:

この機能は、アカウントレベルで有効にしてください。

有効化コントロールにアクセスするには、アカウント設定/公証設定の順に進みます。

API キーと有効化ボタンを強調表示した Notarize 有効化ページ

統合を有効にすると、アカウントまたはグループレベルで定義できる追加のコントロールが使用可能になります。

これらのコントロールは、アカウントで利用可能な Notarize 社のサービスを制御します。

アカウント設定/送信設定/次の Notarize トランザクションを有効にするに移動します。

コントロールオプションは次のとおりです。

Notarize 設定を強調表示した送信設定ページ

注意:

送信設定ページに Notarize トランザクション設定が表示されない場合は、アカウントレベルの設定が有効になっていることを確認します

Notarize トランザクションをサポートしている Acrobat Sign 統合

  • Microsoft 統合
    • Word
    • PowerPoint
    • Teams
    • SharePoint
  • Acrobat デスクトップ

制限事項/互換性のない機能

  • ローカリゼーション - 米国英語のみ
  • Notarize 統合機能は、カスタムワークフロー自己署名および Web フォームでは使用できません。
  • デジタル署名は、公証を含むトランザクションではサポートされていません。
  • 文書表示の制限あり」は、公証と互換性がないため、有効にしても無視されます。
  • 文書の分離を維持するオプションは、公証されている契約書に対しては使用できません。
  • 支払いフィールドは、公証を必要とする参加者には使用できません。
  • 公証を含む契約書では、2 人の署名者(結婚に関するシナリオ)に同じ電子メールを使用することはできません。
  • 単一の Acrobat Sign トランザクションから公証を依頼する複数の署名者を開始できますが、すべての署名者は、Novarize プラットフォームで同時に公証セッションに参加する必要があります。

文書の分離を維持」オプションは現在、公証が必要な契約書ではサポートされていません。ただし、結合された PDF ファイルの添付ファイルセクションから個々の公証済み文書を取得することはできます。

送信設定ページのトランザクションは、組織の、Notarize トランザクションタイプの資格付与に基づいて表示されます。

Notarize 社のサポートにお問い合わせください。

注意:

Notarize 管理対象サブスクリプションの更新(新しいトランザクションタイプの追加など)がある場合、新しい Notarize 管理対象トランザクションタイプを「送信設定」に表示するには、アカウントレベルの設定で統合を再有効化する必要が生じる場合があります。統合を再有効化するには、まず統合を無効にしてから、再度 Notarize API キーを入力して有効にします。

いいえ。立会人は指定できません。

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