アドビライセンス認証が「信頼されていない」と表示される

最終更新日 : 2025年9月17日

キーチェーン(macOS の場合)または証明書ストア(Windows の場合)にインストールされているアドビライセンスが信頼されていないと表示される場合の対処方法について説明します。

アドビアプリには署名付きアプリケーションプロファイルが必要です。これらのプロファイルを取得するプロセス中に、署名検証に必要な証明書が、macOS ではキーチェーン、Windows では証明書ストアにインストールされます。

アドビライセンス認証では、ライセンス認証と権限付与に X.509 標準準拠の DER 証明書を使用します。アドビアプリケーションは、これらの証明書を使用してソフトウェアのライセンスを付与します。これらは、証明書信頼チェーンの一部であり、そのルートは自己署名です。自己署名証明書は、証明対象である組織と同じ組織によって署名された ID 証明書です。

証明書をインストールする際に、証明書信頼チェーン内の証明書の一部のみがインストールされます。 ルート証明書がインストールされていません。そのため、証明書信頼チェーン内の証明書は、キーチェーン証明書ストアに以下のメッセージと共に表示されます。

  • Windows:この証明書を認証するための十分な情報が Windows にありません
  • macOS:証明書が信頼されていません

アドビアプリケーションは証明書をライセンス目的でのみ使用するため、この状況は問題になりません。証明書は、署名付きアプリケーションプロファイルを取得するために定期的にキーチェーンまたは証明書ストアに再インストールされるため、証明書を削除しても悪影響はありません。

アドビアプリケーションに必要な自己署名ルート証明書がありません

自己署名ルート証明書は、別途(オプション)インストール可能なプロファイルとしてアドビから入手できます。必要に応じてこのプロファイルをインストールできます。その際、自己署名ルート証明書をシステム全体にインストールし、それを信頼済みとマークする権限を求めるプロンプトが表示されます。自己署名ルート証明書がインストールされて、信頼済みとマークされると、証明書のインストール時にエラーメッセージは表示されなくなります。