ぼかしとシャープ効果を適用してフッテージの焦点を強調または軽減し、クリップの柔らかさや鮮明さをコントロールする方法を理解しましょう。
カメラブラーエフェクト(Windows のみ)
このエフェクトは、クリップをぼかして、画像がカメラの焦点範囲から離れていくような効果を出します。ブラーのパーセント値にキーフレームを設定すると、被写体がカメラの焦点に入ってから出て行くような効果や、カメラに何かがぶつかって焦点がぶれるような効果を表現することができます。
ブラー(方向)エフェクト
このエフェクトを使用すると、クリップが動いているように見えます。
ぼかしは、ピクセルの中心の両側に均等に適用されます。 そのため、180° と 0° の設定は同じように見えます。
ブラー(ガウス)エフェクト
このエフェクトは、画像をぼかして柔らかくし、ノイズを除去します。ブラーは、水平方向、垂直方向またはその両方に指定することができます。
インターレースのちらつき削減
この効果はインターレースフッテージを扱う際に役立ちます。インターレースのちらつきは、通常、インターレースフッテージでストライピングが表示されるようになることで発生します。 これにより、ビデオに望ましくないパターンが生じることがあります。
「インターレースのちらつき削減」エフェクトは、高い垂直周波数を低減することで、インターレース方式のメディア(NTSC ビデオなど)での使用に適したイメージを作成します。
シャープエフェクト
このエフェクトは、色の変更が起こる場所や近接するピクセル間のコントラストを改善し、エッジやディテールをより明確にすることで、ぼかしや圧縮によって引き起こされる柔らかな look を軽減します。例えば、柔らかいまたは少しぼやけたフッテージのディテールを向上させることができます。
アンシャープマスクエフェクト
アンシャープマスクエフェクトを使用すると、エッジを決定する色同士のコントラストが強くなります。
半径:コントラストを調節するピクセルのエッジからの距離。 小さな値を指定すると、エッジに近いピクセルだけが調節されます。
しきい値:コントラストを調節しない隣接ピクセルとの差の最大値。小さな値に設定すると、きれいに仕上がります。 ただし、小さすぎると、画像全体のコントラストが変わります。 また、ノイズが発生したり思わぬ結果になったりすることがあります。