テキストベースの編集の概要

Adobe Premiere Pro のテキストベースの編集機能で文字起こしを使用して、ビデオシーケンスを作成および編集する方法について説明します。

テキストベースの編集を使用すると、ビデオの文字起こしを使用して、ビデオシーケンスを作成および編集できます。テキストを選択して並べ替えると、関連するビデオクリップが自動的にトリミングされ、コンテキストを失うことなくタイムラインで調整されます。対応する変更は、ビジュアルで確認できます。トランスクリプトにはタイムコードメタデータが含まれており、タイムライン上のクリップと動的に同期します。

主な機能

• ソースフッテージを自動文字起こし：テキストベースの編集を使用してビデオの文字起こしを自動生成し、ダイアログをタイムコードと一致させて編集を簡素化します。トランスクリプトから直接クリップをすばやくナビゲート、検索、選択できます。音声ダイアログのあるビデオのみを文字起こしできます。すべてのソースメディアを文字起こしする必要がない場合は、通常どおりメディアを読み込み、必要に応じて個々のファイルを文字起こしします。
• テキストに従ってビデオをラフカット：文字起こしからテキストを選択、カット、並べ替えて、ビデオシーケンスを作成します。テキストを編集すると、この機能により、一致するビデオクリップが自動的にトリミングされてタイムラインに配置されるので、編集プロセスが効率的で直感的になります。
• 精密な編集：タイムライン上で直接カットを調整します。クリップのタイミングとトランジションを微調整し、ビデオクリップを話し言葉のタイミングに完璧に合わせます。これにより、視覚要素とオーディオ要素が同期していることを確認できます。テキストベースの編集では、3 ポイント編集を実行して、タイムラインでシーケンスを作成できます。
  
• コスト効率：テキストベース編集機能はサブスクリプションに含まれており、無料でアクセスできます。
  
• 正確なトランスクリプトの生成：業界標準の信頼できる結果を体験でき、多くの場合、手動調整はほとんど必要ありません。Premiere Pro は Adobe Sensei の AI を使用して、ダイアログを正確に自動トランスクリプションします。
• つなぎ言葉とスピーカーのダイアログを管理：文字起こしから「えー」や「うーん」などのつなぎ言葉を検出し、一括削除します。トランスクリプトで特定の話者のダイアログをフィルタリングし、ビデオから削除します。

テキストベースの編集で最良の結果を得るには、クリアなオーディオと最小限のバックグラウンドノイズのダイアログ録音を使用します。

サポートされている言語

以下の言語でテキストベース編集のUIにアクセスできます：

ワークフローの強化

テキストベースの編集機能を活用して、編集プロセスを変革します。オーディオの同期、文字起こしの生成、マルチカムワークフローの効率化が簡単に行えます。Team Projectsでの共同編集や、複数プロジェクトにまたがるProductionsで、ラフカットを簡単に作成できます。

制限事項

テキストベースの編集は字幕ワークフローに対応していません。最終的に編集したシーケンスを使用してキャプションを生成してください。