スタイライズエフェクト

最終更新日 : 2025年10月19日

スタイライズエフェクトを使用して、グロー、エンボス、ポスタリゼーションなどのクリエイティブな視覚効果をビデオクリップに追加する方法について説明します。

Adobe Premiere Pro のスタイライズエフェクトを使用すると、ビデオに楽しくアーティスティックなタッチを加えることができます。これらのエフェクトは、リアルな効果にとどまらず、クリップの外観を大胆かつクリエイティブな方法で変革します。雰囲気を設定したり、抽象的なビジュアルを作成したり、ビデオの特定の部分を際立たせたりするのに最適です。

アルファグローエフェクト

このエフェクトは、マスクされたアルファチャンネルの境界の周りにカラーを付加します。境界から離れるにつれてカラーをフェードアウトさせたり、徐々に別のカラーに変化させたりすることができます。

ブラシストロークエフェクト

このエフェクトは、画像にブラシでペイントしたような効果を与えます。また、ブラシストロークの長さを 0 に設定し、ストロークの密度を上げることで、点描画のようなスタイルを実現することもできます。指定した方向にストロークが描かれますが、エフェクトを自然に見せるために、多少不規則になります。 このエフェクトは、アルファチャンネルとカラーチャンネルに影響します。画像の一部をマスクしている場合、ブラシストロークはマスクのエッジの上もペイントします。

元の画像(左)、ブラシストロークエフェクトを適用した例(中央)、 「ブラシサイズ」と「描画の長さ」を調整した例(右)

カラーエンボスエフェクト

カラーエンボスエフェクトは、画像の元のカラーを損なわずに、エンボスエフェクトのように機能します。

エッジ検出エフェクト

エッジ検出エフェクトは、画像内で変化が大きい領域を識別して、エッジを強調します。輪郭は、白い背景に暗い色の線か、黒い背景に色付きの線で表示することができます。 エッジ検出エフェクトを適用すると、画像はスケッチや元の画像のネガのように見えることがよくあります。

モザイクエフェクト

モザイクエフェクトは、クリップを単色の長方形で塗りつぶし、元の画像をモザイク状にします。このエフェクトは、低解像度の画面をシミュレーションしたり、顔面などを不明瞭にしたい場合に便利です。 アニメートすることもできます。

ポスタリゼーションエフェクト

ポスタリゼーションエフェクトでは、画像の各チャンネルの色調レベルの数(または明るさの値)を指定できます。ポスタリゼーションエフェクトでは、ピクセルを一番近いレベルにマッピングします。例えば、RGB イメージで 2 つの色調レベルを選択すると、赤 2 色、緑 2 色、青 2 色が得られます。 値の範囲は 2~255 です。

複製エフェクト

このエフェクトは、画面をタイルに分割し、各タイルに画像全体を表示します。スライダーを動かして、列および行ごとのタイル数を設定します。

ラフエッジエフェクト

ラフエッジエフェクトは、計算によってクリップのアルファチャンネルのエッジを粗くします。ラスタライズしたテキストやグラフィックが、腐食した金属やタイプライターのテキストのように、自然に「荒れた」外観になります。

ストロボエフェクト

ストロボライトエフェクトは、一定または不規則な間隔で、クリップの値を算術演算したり、クリップを透明にしたりします。例えば、5 秒ごとに 0.1 秒間クリップを完全に透明にしたり、クリップのカラーを不規則な間隔で反転させたりすることができます。