書き出し設定ダイアログボックスの「一般」セクションで、「プレビューを使用」を選択します。
エクスポート時にプレビューファイルを使用すると、レンダリングプロセスが大幅に高速化されます。特に複雑なシーケンスや締め切りが迫っている場合に役立ちます。
プレビューファイルは、編集中に作成される一時的なレンダリングファイルで、再生パフォーマンスを向上させます。これらのファイルは、同じコンテンツを再レンダリングしないようにエクスポート時にも使用できます。プレビューを使用するメリットを次に示します。
- 特に長いシーケンスやエフェクトの多いシーケンスの場合、書き出し時間が短縮されます。
- プレビュー設定とエクスポート設定が一致する場合、一貫した品質が得られます。
- レンダリングが最小限に抑えられるため、コンピューターへの負荷が軽減されます。
プレビューをレンダリングすると、Premiere Pro はハードディスク上にプレビューファイルを作成します。 このプレビューファイルには、Premiere Pro がプレビュー時に処理したあらゆるエフェクトの結果が含まれています。 変更を加えられていないワークエリアをもう一度プレビューする場合はプレビューファイルが再生され、Premiere Pro はシーケンスを再度レンダリングすることはありません。 Premiere Pro は指定したフォルダーにプレビューファイルを保存します。 また、プレビューファイルがあれば、最終的なビデオプログラムを書き出す際に、既に保存されている処理済みのエフェクトを使用して、時間を節約することができます。
さらに作業時間を短縮できるように、Premiere Pro は既存のプレビューファイルを可能な限り管理します。 プレビューファイルは、プロジェクトの編集にともなって、関連付けられているセグメントと一緒に移動します。 シーケンスのセグメントが変更された場合、Premiere Pro は対応するプレビューファイルを自動的にトリミングし、残りの変更されていないセグメントを保存します。
Premiere Pro から直接書き出すには、「書き出し」を選択します。Adobe Media Encoder に送信するには、「Media Encoder に送信」を選択します。
Media Encoder は、エンコーディングで Premiere Pro プレビューファイルを自動的に使用しません。 Premiere Pro のプレビューファイルを使用するには、Adobe Media Encoder で各エンコーディング処理に対して「プレビューを使用」オプションを選択する必要があります。
プロジェクトが完全に完了したら、プレビューファイルを削除してディスク容量を節約することを検討できます。